2016年4月3日日曜日

母への弔句 2016. 4. 2

桜満開の報を得て さてどこに花見に行こうかと webをさがすと 瀬戸内海、安芸津町の正福寺山公園には1500本の桜があるという 
モモを乗せて山陽道を走っていると 時田からのfacebookメッセージが入った 
おそらくfacebookに母の死をしらせたグレンダへの投稿文を見たのだとおもう 
そこには 俳人はこんな時は弔句をつくる と書いてあった 
それを見て 弔句のひとつくらいは作ろうと思い 車の助手席で作り始めた

  サクラ咲く母逝く里に四十雀(シジュウカラ)
  サクラ見て息を吐きけり母瞑る(つむる)
  素足もて母逝く里のサクラ路(みち)

この三句を作って 時田にみてもらおうと 送っておいた
すると facebookのメッセンジャーで すぐに添削して良い句に直して 送ってくれた

→母逝きて花のまはりに四十雀 →花を見て大きく吐きて母瞑る →逝き賜ふ母の素足や花の山
勝手に添削した。桜より花の方がいいでしょう。俳句では、桜のことです。Snsは、ややこしい。 合掌。 また句会来いや。みんな、会いたがっている。

電話をして礼をいうと
 花はサクラのことだから 花でいい
 花の山は「人間到るところ青山あり」というように墓をもいう
そういうことか深いな と言い 特に「大きく吐きて」がいい その通りだった というと
 そうか「大きく吐く」がよかったか
と 俳人として名を知られた師からの言葉であった