毎日新聞 和歌山版 佐藤春夫記念館を紹介
新宮市出身の作家で詩人の佐藤春夫(1892~1964)を紹介する同市立佐藤春夫記念館(同市新宮)が、同館の魅力をもっと発信して市民に親しんでもらおうと、ブログを開設するなどさまざまな取り組みを行っている。
2年ぶりに「佐藤春夫記念館だより」の第18号も發行した。
同館は、東京都にあった春夫の家を移築して1989年に開館。愛称は「さとはる館」だ。
現在館内では、季節の花などにちなんで春夫が書いた文章を紹介する展示もしている。また、小学生が館内を楽しみながら見学できるようにと、春夫の誕生日などをクイズ形式にした学習シート(初級編と上級編)を作成。春夫が7,8歳の頃に撮影された姿を基にデザインした男の子「はるちゃん」も学習シートに登場させている。
記念館だより第18号では、日中文化の橋渡しをした内山完造に春夫が宛てた書簡について、白浜町出身で福山大の久保卓哉名誉教授が書いた文章や、同紀念館で開かれた企画展の内容などが掲載されている。第18号は希望者には無料提供している(送料は必要)。問合せは同記念館(0735 21 1755)。【藤原弘】
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