2012年6月8日金曜日

ホタルを見にいこう ペティア 張彧彧 楊柳 2012.6.9


手の中に ほたる 煜彧(いくいく) 左 ペテァ 右

ペテァさんは、ブルガリアの名門ソフィア大学からの留学生。
初めての外国、初めての日本だのに、「そうですねぇそこのところは
 びみょうにちがいます」 とか 「そうともいわれますが」 とか 「それは
それこれはこれ」とかの、日本感覚の表現がバンバン飛び出す、日本語を話す。
四月に来日してまだ二カ月なのに、日本的言い回しがドンドン上達。



ブルガリアにはホタルが無いけれど、日本に行くとホタルが見られると
分かっていたので、ぜひとも見たいと思つていた、と、ペテァさん。



趙建紅さんの日本語の授業でホタルが教科書にあり、ホタルのことを

趙さんが話すと、ペテァさんが、見に行きたいと言ったことが、きっかけ。
左が川 右が山

趙さんは、拍案驚奇の研究会で、わたしからホタル情報を聞いていたので、
それならわたしに聞いてみれば、となったらしい。



ペテァさんは早速やってきて、ホタルのことを聞きました、と。
わたしも御調のホタルを観察に行く予定だったので、日程を即座に決定。
5月31日(火)の夜に行きましょう、となった。
ペテァさんが、友だちに声をかけたところ、一緒に行きたいという友だちが
8人かそれくらいいるようだったので、一台の車では行けないとわかり、
たんとう先生の応援をあおぐ。



せっかくだから、群れ飛ぶホタルを見せてあげたいと思い、
ホタルの数が多いか少ないかを見るために、5月30日(月)の夜
大塔川の現場へ。 行ってみると、ホタルは30匹くらいの少なさだった。

そこで早速、見に行くのは次週がいい、とペテァさんに電話。
煜彧(いくいく)のへんがお その1


多人数で行動する時、日や時間が変わると、その調整がむずかしく、
しかも連絡が煩雑なもの。
ところがペテァさんは、次週への変更をすぐに伝えて、すこしも苦にしていない。



6月8日(水)頃だとホタルの数が増えていると見て、この日に決める。
やって来たペテァさんにそれを伝えると、う~ん、と一息おいて、
「わたしアルバイトを始めました。一週間に二回だけですけれど、
水曜日と金曜日。8日は最初のアルバイトの日ですが、でも、だいじょうぶと
思います。相談してみます」 と。

煜彧(いくいく)のへんがお その2


ところがアルバイトの日は変えられなかったらしい。そこで、8日の
翌日の9日木曜日に行くことになった。
集合場所は松永のバス停、集合時間は午後六時。
ペテァさんは、日にちの変更と、待ち合わせ場所と時間を、友だちに
連絡することを完璧にこなした。
この名コーディネイターぶりに、感服。

18時 松永バス停 集合
声が あたりに 響いて やかましー

定刻どおりに、ペテァさんが友だち3人とやって来た。(この3人は合原藍、
佐藤加奈子、武市真季) 残りの友だちはバスでもうすぐ着くという。
やがて、バスが到着し、たくさんの学生が降りてくる。その中に、留学生
の二人(楊柳、趙煜彧)と人文科の二年生(冠沙知、菅原麻衣)がいて、
笑顔で合流。二台に分乗して、三成の仁屋へ移動。
18時半 とんかつ仁屋 到着 予約していたイス席を変更して、
疊の座卓をかこむ

おすすめの「ヒレカツ丼」を9人。ペテァさんは、肉を食べないように
している、というので、一人だけ「エビ天丼」を注文。仁屋のいつもの
おじさんが、誠実な笑顔で「ヒレカツ丼」からでき次第運びます」
と恐縮しながら説明。やはり、ペテァさんの「エビ天丼」は最後に

運ばれて来た。

外が薄暗くなる19時半まで、談笑。談笑してわかったこと 
楊柳さん:天津科技大から来て、まだ1年と三カ月の四年生。
大学院は、早稲田大学をねらっている。
趙煜彧さん:3年生。上海師範大から留学。家は上海の「普陀」。
pu tuoが分らないので聞いていると、横でペテァさんが携帯を
出して、なんと、googleearth でその「普陀」を表示してくれた。

恐怖のお堂 も へいき
 ペテァさん:ブルガリアは肉食。一日に三度肉を食べる。食べるとき肉がないと、

どうして肉ないの、と言う。肉は、鷄と豚。ブルガリアのパンは柔らかい両手で握ると
小さくなるくらいふわふわ。とてもおいしい。
でも私だけ、お米を食べる。私は日本食が大好き。お肉を食べなくなったのは、3年
前くらいから。
アルバイトは、english cafe。そこでは、英語しか話さない。お客さんはそれを
目的に来て、私と 他に二人の外国人がアルバイト。

19時55分 仁屋から出発。御調の大塔川へ。暫く走ると暗やみが訪れた。
20時半到着。遠くに見えるホタルの光に、みんな歓声。 おじさんが一人、
カメラの三脚を構えていた。
ホタルを手の中に止まらせたり、携帯で撮影したり、メスはどれですか、
これはどうですかと、あちこちのホタルめがけて歩きまわり、歓声。

山側は真っ暗でその先には、小さな社が建っている。暗やみにぼんやりと建物が見えると

その中から誰かが出て来そう、誰かが見ていそうで、背筋がぞっとする。
ペテァさんに、恐いものがある、一人で行ってみて、というと、「わたし平気」
真っ暗な道を歩き出す。しばらくすると、「どっち、何もないよ」と声。
もっと先 もっと先 というと、「もっと先ね」
「全然こわくないよ」と声が聞こえるので、じゃあ 行ってみよう、と立って待っている
みんなで ペテァさんの所へ。 その時の写真あり。


21時半まで 大騒ぎ

♀2♂2 採卵用
松永駅に帰着したのは、22時すこし前。

 カムリ車は道に迷ったのか 帰着せず。明王台のかのじょは 

 みんなと出会えたのだろうか。 

元気いっぱい 楽しさいっぱい の ホタル観察でした。











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