女将さんの部屋にかかっている 横山大観の書簡を見せてもらいました
旅館の創立者は女将の祖父で この祖父高相芳之助が 旅館経営とともに
角間温泉の振興をはかる活動をしていたようです
横山大観を角間温泉にゆかりのある文化人とするため
角間温泉に「嶽心荘」という大観の別荘を建設し 角間に住んでもらおうと
したことがあったようです
その際に交流があった横山大観から 高相芳之助に宛てた書簡が
この扁額でした
以下に 解読した例を示しておきます
啓上
寒気嚴敷候處愈ゝ
御機嫌克久大慶之至ニ存候
扨て来る四月伊太利國ニ於テ
現代日本畫展覧会開会ハ多
され候ニ付て者野生も之ニ携は
りて渡歐致候事尓相成来る
二十七日午前十時東京驛出発
三十日神戸解纜白山丸尓
乗船旅程ニ上り候筈二御座候
隨つて此處半年程自然御
無沙汰申上候事ニ相成申上べ久
何卒不悪御諒承願上候
実者拝趨之上親し久御暇乞も
申上べき筈之處ニ候得共出発
前何角多用ニ取紛れ居候間
乍失礼書中越以而右御
挨拶申上度如此ニ御座候
草々
昭和五年一月廿日
横山大観
高相芳之助様
高島屋旅館創業者 高相芳之助 に宛てた 横山大観の書簡 (高島屋旅館蔵) |
角間温泉バス停 便数は湯田中駅行き6:23一本だけ 湯田中から到着するバスは 9:22 13:22 17:22 三本だけ 左の坂を行くと 嶽心荘 すぐそこ |
嶽心荘 |
横山大観揮毫の扁額 |
『興隆寺隠寮の歩み』 角間温泉の歴史 横山大観と嶽心荘 について詳しい |
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